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お寺さんとの出会い

 昔の日本は貧しくとも、お互いに礼節は保たれ、平和で美しい国であったような気がします。時代が変化し情感は希薄となり、何でも割り切った世の中になりつつありますが、そのような中で昔も今も変わらないものの一つに「お寺さん」があります。

 「先祖」を守っていただき「仏の供養」をし、多少の病気があっても「声の出る限り」一生仏門に身を投じられています。そして忙しい合間を縫い、地域に根付き、町の人々の「安らぎの場」となっています。

 しかしご住職も私たちと同じ人間であり、家族もあれば疲れもします。ご住職ご自身の老後、また病に倒れたとき、さらには万一のとき、ご家族の安泰やお寺の継承を考えたとき、「お寺さん」言い換えれば宗教法人は、ご住職やご家族に対しどのような形で感謝の気持ちを表し、憂いなく事業を継承できる方策を取られているでしょうか?

 大切なお寺とご家族を将来にわたって守る証があれば、より安らぐ心で「お寺さん」として地道な活動をしていただけるのではないでしょうか。そんな想いをあるご住職に伝え、お寺のリスク対策を考えさせていただきました。その折、ご住職から「笑い話だけどね」と、先代のご住職の保険に関するこんなお話をお伺いしました。

 先代の住職は奥様に「私は1億円の生命保険に加入しているから、生きている間は持っているお金はボランティアに使わしてくれ」と口癖のように言っていたそうです。ところが80歳で急逝され、奥様が証券を確認したところ、9800万円分は既に65歳で終了しており、実際に受取れる保険金はわずか200万円でした。定期保険9800万円が終了することを理解されておらず、1億円だけが一人歩きしていたのです。

 現住職は笑い話のように話をされていましたが、私はこの話を機にご住職に宗教法人の抱える(経済的)リスクのお手伝いを絶対させていただきたいと、重ねて思った次第です。

◎宗教法人を対象としたセミナーを開催しています
http://www.hoken-joho.co.jp/houjin/2007/09/post_25.html

(法人コンサルティング部 伊東)

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