9月8日夜から9日にかけ台風15号が首都圏に上陸しました。
千葉県では停電や断水など、現在も12万戸以上の世帯が影響を受けています。
このたび、台風15号により
被害を受けられた皆さまに謹んでお見舞い申しあげます。
全国各地での異常気象により被害が発生しております。
皆さまがご無事で、被害が最小でありますことを心よりお祈り申しあげます。
また、今回の損害の原因が台風によるものでしたら、火災保険で請求できる
可能性が高いので、忘れずにご請求くださいませ。
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◎千葉の広域停電、依然12万戸 発生から1週間、復旧作業に遅れ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190915-00000089-kyodonews-soci
(引用 共同通信より)
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◇ 保険の仕事に携わっていると常に感じること・・・ ◇
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保険というものは、
災害の発生を抑えることや、予防することはできません。
それでも金銭的な補てんが、
被災された方々にとって、少なからずお役に立つところがあるもの。
と思い、保険の観点で風災について考えてみたいと思います。
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◇ 今回の台風などによる暴風は「風災」に該当して・・・ ◇
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現在も千葉県ではライフラインの復旧が滞っている地域が多くあります。
今回暴風による損害ですが、
広域災害の損害として、今回は製造業に絞って考えてみたいと思います。
≪災害によって製造業の生産ラインが・・・≫~~・~~・~~・~~・~~・~
例えば広域災害によって
生産ラインが停まった場合、
生産ラインを構成する機械や設備そのものの損害はもちろん、
ラインを動かせなくなることで、製品・商品を製造できなくなります。
製造できないということは、当然ながら売上に影響し、
利益が上がらなくなるということにも結びついていきます。
≪ラインが停まることで減少が予想されるのは・・・≫~~・~~・~~・~~・~
・ラインが停まることによる現場での生産高の減少
・生産高の減少に伴う売上高の減少
・売上高が減少することで利益の減少
しかも、生産活動がストップしたからと言って、
固定費のほとんどは企業に重くのしかかるでしょう。
もしかしたら、機械や設備の修理、復旧にかかる費用よりも、
生産活動自体ができないことの売上減少の方が大きな損害になります。
≪売上の落ち込みを金銭的に補てん・・・≫~~・~~・~~・~~・~~・~~・
こうした生産、売上の落ち込みを
金銭的に補てんするのが、いわゆる利益保険です。
『利益保険』とは・・・
利益分や生産活動ができなくても、かかる固定費などを
生産ラインが復旧するまでの間を限度として補てんします。
製造業にとっては、罹災時の損害を分析してみると、
火災保険だけでなく、利益保険も検討する保険の一つではないでしょうか。
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◇ 補てんするのは、利益 そのために・・・ ◇
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○経営者の思いは・・・
「取引先のことを考えると、たとえ災害で生産ラインが止まっても
あらゆる方法で製品、商品を作っていかなければならない」
このように、非常時に生産の落ち込みを回避しようした場合、
普段であれば必要のない出費の可能性があります。
〇例えば・・・
・自社で手掛けられたはずの生産工程を外注に依頼
・火災の被害を免れた別ラインを深夜にも稼働させることで、
外注費や深夜の割増賃金が余計にかかる
こうした努力が実った結果、
経営者は広域災害でラインは停まってしまったが、
「生産高、売上高そのものは落ち込まなくてよかった」
と、ようやく胸をなでおろされるはずです。
≪利益保険の注意点・・・≫~~・~~・~~・~~・~~・~~・~~・~~
ですが、実はこのような場合、
利益保険で補償される分が少なくなることがあるのです。
生産、売上の落ち込みがなければ、
「生産、売上の落ち込みを契約時に定めた条件で補償する」
という部分の利益保険の機能は働かないことになってしまいます。
しかし、この「落ち込み」を回避できたのは、
広域災害さえ起きなければ、必要なかった費用をかけたからなのです。
経営者がかけざるを得なかった
この余計な費用を補償してくれる保険はないのでしょうか。
≪最後に・・・≫~~・~~・~~・~~・~~・~~・~~・~~・~~・~~
上記の余計な費用が発生してしまった場合、
その対策としては
費用そのものを補償する保険(営業継続費用保険)や、
あるいは火災保険にこうした特約を付けるという方法もあります。
一口に広域災害による損害と言っても、多岐にわたるものであり、
自社の事情をよくよく分析した上で保険活用をはかりたいものです。
〔トータルリスクコンサルティング部 小鳥 秀明〕
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