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「ジュウカシツ・・・」

 空気が乾燥しているこの季節。
 テレビでも建物など火災のニュースが多く取り上げられます。


 飲食業を営むAさん。
 火災保険などの損害保険に対して素朴な疑問があるようで・・・

 今回はそんなAさんと、弊社担当との火災についてのやり取りをご紹介します。

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◇ 失火責任法 ◇

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「火災保険って、なんで入っておいた方がいいんだっけ?
 いや、私も入っているよ、自宅だけじゃなくて店にもね。
 確か、何とか法とかいう法律があるんだよね。」

 Aさんが言っているのは、いわゆる「失火責任法(失火法)」のようです。


「そうそう、その法律。
 日本は木造の家が多かったからできた法律なの?

 確か自分のところから火を出してしまって、
 隣に燃え移っても、弁償しなくていいという内容だったよね。


 木造の家は燃えやすいから、火元に責任を負わせるのは
 忍びない、ってことなのかね?
 だから逆に隣からもらい火があっても、火元である隣の人に

『弁償してください』って言えないから、
 火災保険に入って、自分のもの(財産)を
 守らなきゃいけない、と言う話だったかな。」


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◇ 火事を出すつもりはないけど・・・ ◇

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「そうだね、私らの商売は火を使うからね。
 十分に注意はしているけど、そりゃあ、絶対に火(火事)は出しません、
 とは言えないものね」

「同業の人は同じでしょ。

 うちの店は『飲食ビル』の中に入っているからね。
 うちが(火事を出して)迷惑をかけるかもしれないし、
 よそから火(火事)をもらうこともあるかもしれない。

 まあ、この商売に限ったことではないけど、
 特にこの業界は火災保険は大事なのかな。」


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◇ 失火法と弁償 ◇

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 ここまで話したAさん、何かを思い出したようで、

「知っている人の話なんだけど、あ、その人も飲食店を
 やっている人ね。

 それで結構な昔らしいけど、ボヤを出してしまったんだって。
 しかも隣に少し火が燃え移ってしまって、


 その隣の家は(飲食店ではない)普通の家でね。
 謝りに行ったら、燃えたところを修理する費用を
 弁償してくれ、と言われて、

 いや、法律(失火法)があるんで、
 すみません(弁償はできないんです)、
 と言ったらしいけど、すごい心苦しかったってさ。

 そりゃそうだよね。」


 Aさんの疑問は「失火法」にも及ぶようで・・・

「失火法だったっけ。その法律には例外はないのかね。
 やっぱり火元の人が弁償しなきゃいけないですよ、というやつが。」

 火元(法律では『失火者』)に『重大なる過失(重過失)』が
 ある場合は、弁償する責任(賠償責任)があります、
 というのが失火法の内容です。


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◇「ジュウカシツ」・・・ ◇

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「『ジュウカシツ』?
 あー、過失というのは簡単に言うと、不注意のことね。
 うっかりしてました、ということか。

 重過失、というのは、それ(不注意、うっかり)の
 ひどいやつってことなのかな?」


 重過失とは、著しい注意義務の欠如があった場合や、
 わずかな注意を払えば防げたのに、そうした注意すら払わなかった場合を
 言うわけですが、さらにAさんの疑問は広がるようで・・・


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◇ 重過失の線引き ◇

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「過失と重過失というのは、どこで分かれるのかね。
 ここまでは過失だけど、ここから先は重過失だよ、というのは。」

 具体的に、どういう場合が重過失なのか、ということは、
 一概にこうとは言えないようで、ケースバイケースの判断になるようです。


「そうか、なかなか難しいものなんだね。
 そんな火の扱い方をしていたら、それは火事になっちゃいますよ、
 というのが重過失なのかね。

 うち(の店)なんかだと、カセットボンベを使うことがあるけど、
 あのガス(カセットガス)を火の近くに大量に置いていたりしたら、
 重過失って言われちゃうかもしれないなあ。

 普段はそんなことしないもの。
 仮にそんなことしてたら、『著しい不注意』だよ。(※)」


(※)必ず「重過失」になる、ということではありません。


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◇ 重過失であると火災保険は払われません ◇

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 そしてもうひとつ大事なことが・・・

「えっ?重過失だと火災保険って払われない(免責な)の?

 重過失によって火事を出した、なんてことになったら、
 火元として弁償はしなきゃいけないし、自分のところの被害も
(火災保険で)補償してもらえないなんて、
 大変なことになっちゃうね。

 いやいや、今まで以上に火の取り扱いは注意しなきゃな。
 早速、今日店に行ったら危ないところがないか、
 確認してみるよ。」


 火災保険について
 考えていただくのはもちろん大切ですが、
 安全確認の大切さを改めて知ってもらえたAさんの話でした。


 保険は知らないと
 損をすることがたくさん!!


 でも知っておくと得をすることもたくさんあります。


 (トータルリスクコンサルティング部 小鳥 秀明)

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